知性と狂気について

非常にIQの高い人物が奇行に走ることもあるが、これは何故か?


「知性」の一面は、一見関連性のなさそうなものの間にも関連性を見出せることだろう。

「関連性を見出せる」こと自体が問題を生じるわけではないが、「関連性」から例外の存在を無視して「因果関係」や「同値性」を認識してしまうと、誤った結論を導き出すことになる。


また「一見関連性のなさそうなものの間にも関連性を見出せる」能力は、他者が持ち得ないような特殊な行動の動機を生むことがある。

そういった行動は他者からは「奇行」と認識されやすい。


twitterより。

「医者とかすごく頭のいい人っておかしな人も多いよね」というツイートを受けて。


知性の一側面は「一見関連性のなさそうなものの間に関連性を見出せる」ことだと思うんだけど、そういう能力って論理の飛躍を生んだり、他人に理解できん行動を起こしたりする原因にもなるような。

「関連性のなさそうなものの間に関連性を見出せる」能力と「細かい例外の存在に気づく」能力を両方持ってたら非常に優秀だけど、どちらか一方しか持ってない人もいるよね。

むしろ前者が得意な人は後者が苦手な場合が多いような。

学校の勉強でも基本的に両方の能力が求められるんだけども、前者だけ得意な人でも問題演習こなせばトライアンドエラーで例外に気付けるので、何とかなってしまう。でもその人の「例外に気付きにくい性質」が改善されたわけではない。

ちなみに研究に重要なのは「関連性のなさそうなものの間に関連性を見出せる」の方なんで、研究者も必然的にアレな人が多いです。