ロマンティシズムと行動力は並立しない(※ただしイケメンを除く)

要するに安直なロマンティストは「物語の主要人物はイケメン(美女)でなければならない」と考えるので、自分がイケメン(美女)でない場合には物語への参加に消極的になってしまうという。

こうなると内に籠って満足に行動が起こせなくなるので、イケメンでないなら(安直な)ロマンティシズムは捨てるべき、というお話。



それにしても、物語において「登場人物が美男美女」というのは一つの好ましい要素に過ぎないが、それが物語の必要条件に感じられるのは何故か?

単純に「反例が少ない」というのも考えられるが、それだけではないだろう。

「外見的な美」は人物や物語への関心を持続させるために重要なのかもしれない。



空想上の物語を基準にして現実を唾棄できる理由は?



実際のところ、ロマンティシズムが行動力に寄与する場合もある。

実利の伴わない行動にも動機を与えることができるからだ。


〈関連エントリ〉

ロマンティシズムと合理性 - jotunの頭の中