2013-12-25から1日間の記事一覧

学習の特性を考慮した行動戦略

例えば、ADHDでは部分強化の効果が弱いという知見がある。それが正しいのであれば、ADHDの人間が学習するためには、部分強化ではなく連続強化が必要ということになる。しかし「報酬を確実に得る」こと自体が困難なので、連続強化が常に実現できるわけではな…

先を見越した行動の困難さ

「遠くの利益」が単独で提示されるなら、それを選択するのは容易なのだが。しばしばそれは多少の労力を伴うし、それ以上に、目の前の報酬獲得をいくらか先送りしなければならないのがネックである。 例えば「宿題をやるか、ゲームをやるか」。

義務の遂行の習慣化

何か好ましいものを手に入れる行動が習慣化するのは容易に理解できる。だが明確な報酬を伴わない「義務の遂行」はどのようにして習慣化されるのか? 「義務を遂行しないと罰が与えられる」という状況なら分からなくもないが、必ずしも罰を伴うわけではない。