2012-07-11から1日間の記事一覧

罰をいかにして学習するか?

強化学習において罰は負の報酬として表現される。この場合、罰を受けると先行する刺激に対して反応しなくなる(あるいは直前の行動を起こさなくなる)が、罰を能動的に回避する必要がある場合にはそういった学習では不十分だろう。

問題点の発見と解決策の発見の間

ある問題を適切に解決できるようになるまでに、どのような思考プロセスを経るか?既存の手法で目的が達成できてる段階では、潜在的な問題に気付くことはなかなかない。「上手くいかなくなった」後に「要因と思しきもの」に注意を払うようになり、最終的に要…

目標達成までの「近さ」がストレスを生じる理由

競技の世界では、二位よりも三位の方が満足度は高いと言われる。(もちろん例外もあろう)また試験を受けて合格点に1点満たずに不合格となった場合は、合格点に100点満たない場合よりも悔しさが大きい。そういった心理は直感的に理解しやすいが、それが生じ…

ストレスと思考の限定の連鎖

非常の大きな報酬を期待し、それが得られなくなると、強いストレスを受けることになる。この状態を脱するためには、別の何かによって「慰める」必要がある。しかしその「慰め」によって新たな枷が生じる危険性についても考えなければならない。

ストレスとは

ストレスという言葉は様々なところで使われるが、神経科学的な実体は明らかではない。ある種のホルモン(コルチゾルなど)の分泌と相関があると言われるが、ホルモン分泌のみに影響する現象ではないだろう。 ドーパミン系の活動が通常より低下すると不快感を…

感受性とか生活の豊かさについて

ドーパミンの平均的な放出レベルが高ければ、どうでもいいことまで「手掛かり刺激」になりやすい。それは細かいことへの気づきを生む一方で、余計なストレスも生じやすい。 手掛かり刺激を認知しやすいということは「気づきを生みやすい」ということでもある…