2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧
何かしらの原初的な欲求(例えば恋人を作りたい)があったとする。それは特定の対象(例えば異性)を想定することで具現化する(実際に付き合う)わけだが、それには入手可能なものとそうでないものがある。自分に入手可能なものとそうでないものを見極めて…
自閉症にしろアスペルガーにしろ、軽度であれば他者の意図などが理解できないわけではないし、親しい人間とそれなりに意思疎通を図ることは可能である。むしろ中には他者の心理を高い精度で理解する人間もいる。 しかしそういう人間でも避けられない問題があ…
初対面の場合には相手に気を遣うのが普通だが、比較的長期間付き合いがあってもどうしても気を遣ってしまう相手というのが存在する。そういう人間に共通する特徴は何か?
他者との関係を円滑にするためには、基本的に相手にストレスを与えずに好ましい印象を与えるようにすればいいと思うが、非常に親密な関係を築くためには多少ストレス(にもなりうる刺激)を与えることも必要である。相手にストレスを与えることの効果は何か?
罪に対して罰が与えられることもあれば、贖罪が求められることもある。それが外部から課せられるのなら話は簡単だが、自ら贖罪を行おうとするのはどのような心理によるものか? 例えば何か物を壊した場合、同じものを買って返すとか、品物に相当する金銭を払…
基本的に報酬を得る直前の刺激にsalienceが付与される。salienceを感じると、自然に意識がそちらに向き、報酬を得るまで逸らすことが難しくなる。ゆえに不適切な対象にsalienceが付与されれば、報酬がなかなか得られずにストレスを生じる場合もあるし、目的…
事前に計画されたプロジェクトならば、あらかじめ各工程の責任者は決まっているだろう。逆にそうでなければ事後に責任のなすりつけを行う場合が多い。ただ、あらかじめ責任者を決めていない場合でも、ある人間にとっては「事前に責任者が決まる」ことがあり…
ある行動があったとして、それには洗練された方法とそうでない方法があるとする。目的を達成するだけなら洗練された方法でなくてもいいが、見た目には洗練された方法の方がよい。この状況で、洗練された方法を知らなければ、何も考えずにもう一つの方法を実…
「両者を分離する実験系」というのもいくつか考案されているが、個人的にしっくりくるものは少ない。(報酬)予測誤差が、状況から一意に決まる(まぁ状況の分節化に恣意性はあるにせよ)のに対して、salienceはそこまで正確な定義がなされていないという理…
ある状況に対するsalienceの認識は、ある程度先天的だが、学習によって調節される部分もある。もちろん、その状況での行動によって大きな報酬が得られたら、salienceが高まるのだろうが、その状況での行動のミスによってその報酬が得られなかった場合も、失…
以前にも述べたが、基本的に「特殊→普遍」という向きがあるのだと思う。例えば、身近な友人に認められただけで満足する段階から、次第に多くの人間からの承認を求めるようになり、ついには全人類に認められたくなるとか。直感的には次第に要する認知コストも…
単純に欲求の総和が決まっているとしたら、しばらく欲求不満が続くと拙速な方法を取ってでも充足するように思う。もちろんそういうことも起こりうるが、むしろしばらく欲求が充足されないでいると、(その対象による)欲求の充足そのものを諦める方向に向か…
予想通りの結果が得られることに固執して、100%の確実性を求めようとする場合がある。失敗した時のダメージが大きいのであればそこまで不自然ではないが、逆にダメージが小さいのならそこに大きなコストをかけるのは不合理である。 それとは逆に「1%の確率で…
以前にも書いたように、「失敗した」ということと、他人の行動に十分なsalienceがあったということが条件だと思う。他人の行動が予想外のものであった(期待していたが裏切られた)ということが他人への叱責につながることが多いが、その状況でも最終的に目…
行動の積極性は欲求の強さに比例するものだろうか?弱い正の相関はありそうだが、必ずしも欲求の強さが積極性をもたらすわけではないだろう。では積極性は何によって決まるのか? ストレス耐性も関与しているかもしれない。あるいは、複数の欲しい物の中から…